100万回生きたねこは対象年齢は少し高めで小学生にあがったくらいが丁度いい絵本です。
年齢に関しては販売元からのおすすめな年齢の記載もありますが、絶対ではありませんよね!
そこで、何歳くらいから読ませているのか?どうして6歳以上がいいのか?あらすじを読んだ人たちの感想を見ていくと理解ができました。
100万回生きたねこの対象年齢や値段
まずは基本情報です。
100万回生きたねこの値段や発売日
著者 | 佐野 洋子 (作・絵) |
出版社 | 講談社 |
ページ数 | 31ページ |
発売日 | 1977/10/19 |
サイズ | 27 x 25 cm |
値段 | 1,512円 |
発売日はなんと1977年!
今現在、子供がいるママでも小さなときに読んだことある人も多いのではないでしょうか?
値段は1512円。絵本ではだいたいこんなもんです。
ちなみに幼児向けの「はらぺこあおむしの絵本」はもう少しだけ安いですが、種類ごとに値段も違います。
はらぺこあおむし絵本の内容は?感想をめっちゃ集めた!ミニサイズや歌CDの値段も比較!対象年齢
それでは、対象年齢について見ていきましょう
楽天ブックスでは3歳向け、
アマゾンは表記なし。
絵本を専門にしてるサイトなどは3歳、5歳、6歳とバラバラで9歳からとしてるサイトもありました。
この3歳というのは読み聞かせをしてあげる前提ですね。
成長の早い子は興味を持つ子もいるので低めになってますが、内容は少し大人向けなため難しい内容で飽きてしまうことも考えられます。
ただ絵本の対象年齢は1つの目安なだけであって、年齢にこだわる必要もない意見もあります。
誤差は許容できる範囲でゆるめに考えておくことがポイントですね。
対象年齢が10才以上としてる本を3歳に読ませても全く理解もできず、つまらないと思いますが、対象年齢5歳の本を3歳が見ても問題ないというのが私の意見です。
そして「100万回生きたねこ」は絵本ですが、幼児用に比べれば文字も多めです。
でもひらがなが多いので小学1年生くらいならば読めますし、おくりがなも付いてます。そこだけを見れば6歳以下でも読めそうです。
では「100万回生きたねこ」は何故、対象年齢を6歳以上と考えているか?
実際に感想をアンケートとして募集した中に、なるほどぉ〜と思えるような内容がいくつかあったので見てください。
対象年齢に関する感想
子どもよりも、大人に是非読んでほしい絵本。絵もさることながら、ストーリーが素晴らしいです。
何度も生まれ変わる猫。いろんな人に愛される猫。そして子猫を生んで愛することを知る猫。愛があふれている本です。
シンプルで、深い。本当の愛について考えさせられます。
子供には理解しづらいのではないかと思えるほど、深い絵本です。
自分が子供の頃読んだ時はただ悲しいばかりでしたが、大人になってようやく、これは最高の幸せについて書かれた本じゃないかと気付けました。
4歳になった娘のために購入しました。
内容がまだ難しすぎたようで反応はイマイチ感じもありました。ですが、その分長い間楽しめる絵本だと思います。
小学校で絵本の読み聞かせボランティアをしています。
この絵本はいつか読み聞かせに使いたいと思いつつ、泣かずに読める自信がないので読めていない1冊です(笑)。
誰もが知っているベストセラー絵本ですが、大人になって改めて読むと、人を愛することの尊さ、人生の生きる意味などについて色々と考えさせられますね。
私はこの絵本を読むたび「なんとなく生きるのではなく、目標を持ってしっかり生き、周囲の人を大事にしよう」と思わされます。
昔、道徳の授業でこの絵本が題材になったことがありました。
どうして100万回生きたねこは、最後は生き返ることがなかったのだろう、と話し合いをしました。
愛されるより愛することが、猫にとっては大事なことだったのでのでしょう。
自分より大事な相手を見つけられた100ねこは幸せな最期になったのではないかと思います。
大人にもオススメ、小さい子には理解が難しそう、反応がいまいち、小学校での授業で使う、
などなど実体験としての感想を参考にすると、小学校に上がってからのが、より楽しめる!
そして勉強になる絵本なのかな?と感じます。
大人が読んでも感動する絵本です。これを読むと、じわーっと涙が溢れてきます。
一歳の子供もこの絵本は好きですが、まだお話の本当の意図はよくわかっていないかも(笑)
大人でも楽しめる意見も多かったです。
理解が難しそうで道徳などでも使われた!ということは小学校では理想的ってことですよね。丁度、6歳といえば小学生1年生です。
出版社のお薦めしてる対象年齢も4歳は含まれてますが、やはり理解してためになる!という視点からは小学校に上がる6歳がちょうどいいだろうという意見です。
なので入学のプチプレゼントにもいいかもしれないなぁなんて思いますね!
あらすじは?内容は幼児には難しそう
それでは「100万回生きたねこ」はどんな内容なのか?あらすじが気になると思いますのでチェックしてみましょう。
wikiのあらすじ紹介が分かりやすいので省略しつつ引用すると
主人公の猫は、ある時は一国の王の猫、ある時は船乗りの猫、
サーカスの手品つかい、
どろぼう、
ひとりぼっちのお婆さんの猫、
小さな女の子の猫…と
100万回生まれかわっては、様々な飼い主のもとで死んでゆく。
その時、100万人の飼い主は猫の死にひどく悲しんでいたが、当の猫はまったく悲しまなかった。
ある時、主人公の猫は誰の猫でもない野良猫となっていた。
「自分だけの事が好き」な主人公の猫は、100万回生きたことを自慢し、周囲のメス猫たちも何とか友達や恋人になろうと、プレゼントを持ってきたりして周囲に寄ってくる。
しかし、唯一自分に関心を示さなかった一匹の白猫の興味をなんとか引こうとするうちに、いつのまにか主人公の猫は、白猫と一緒にいたいと思うようになる。
そして、白猫にプロポーズをするのであった。白猫は主人公の猫の思いを受け入れた。
時がたつと、白猫はたくさん子供を産み、年老いてゆき、やがて猫の隣で静かに動かなくなっていた。
そこで猫は初めて悲しんだ。
朝になっても昼になっても夕方になっても夜になっても、猫は100万回も泣き続け、ある日のお昼に猫は泣き止んだ。
そして猫も、とうとう白猫の隣で静かに動かなくなり、決して生き返らなかった。
内容に関する感想
アンケートで募集したところ内容について触れてる感想もありました。
トラ猫の輪廻転生のお話。
色々な環境に生まれ変わって、その猫の目線でのお話と、猫は人間が好きでは無い状況ですが、人間はトラ猫を愛しいから泣くのです。
最後に白猫との出会いがトラ猫の本当の生きた意味が分かるんです。
なぜ生まれ変わっていたのか?意味を持つ人生と永遠に愛する猫との出会いで分かります、やっとトラ猫の輪廻転生は終わるわけです。
不細工だけど可愛い猫のイラストが特徴の絵本です。少し独特な価値観を持つ猫の話が興味深く、結末が気になり、頁をめくるのが楽しいです。
子供の頃に読んだときは、よく分からなかったけど、大人になって、子供に読み聞かせてみて、意味が理解できた。
私の子供も、きっと今は理解できていないと思うが、いつか恋をして、愛する人と出会えた時には、何か感じてくれると思う。
大人になって改めて読むと、生きる意味について考えさせられます。
小学2年生の従兄弟はこの「100万回行きたねこ」を読み「なんで死なないんだろう」とか「なんで最後に死んでしまったのだろう」と疑問を並べていました。
しかしながら、その独特な不思議さや、「100万回」という表現の響きが好きなのだそうで、何回も読んでいました。
私も子供にそのように感じたことを覚えています。
読んだ時には分からなくても、数年して色々な経験を経て、ふと思い出した時に
「ああ、この本はこんなことが言いたかったんだなあ」と感じるような本です。これこそ、名作である証であり、文学の良さだと思うのです。
私の感想とみんなの評判や口コミ
私の感想
最初に個人的な「100万回生きたねこ」を読んだ感想です。
小さな時に読んでも理解はできず記憶にも残らなかったと思います。私自身、子どもの頃に読書は好きではなく、外で遊んでるタイプだったので読む機会がありませんでした。
そして少し大人になってから本との出会いの意味や知識になること。
他人の経験を疑似体験できることなど読書はすばらいいことだと認識してからは色々読む機会も増えていきましたが、その段階でも読んだことがない訳です(笑)
ではいつ読んだのか?
それは子供が生まれて絵本を選んでる時に定番な本として有名で人気な本だったので、子供を通じて自分も初めて読みました!
大人が考えると考えすぎてしまい、深い話なのかもしれないと思ってしまいますが、捉え方は人それぞれです。
人生の話なのか、恋の話なのか、猫の話なのか、私が感じたことは自分の人生と重ねて得られることは何があるのか?
様々な経験をしていくたびに、その時々で捉え方の変わる本だなぁって印象です。
みんなの感想・評判
では、私の感想はこのくらいにして、みんなはどんな感想なのか見ていきましょう!
同じ本を繰り返し読まない人でも、読み返したくなります。
作者は「ただ、生きて、死んだ、それだけを書いた本」という言い方をされていますが、誰もが平等な人生という舞台を、一番シンプルな形で伝えていると思うのです。
きっと、誰もが私にとっての「100万回生きた猫」が存在していると思います。
この絵本は誰でも一度は読んだことがあるくらい勇名な絵本だと思います。
私は一番初め読んだ時に泣いてしまったのを覚えています。猫を題材にしていますが、やっぱり切ない部分が少しあると思います。
幅広い世代に知ってもらいたい絵本だと思います。私も子供には読ませたいと思っている一冊です。
私が小さい頃からある絵本なのですが、親になったら絶対に読んであげようと思っていた本です。
生きているうちに、主人公の猫のように大切な存在がいつか現れます。
ですが、本のようにいつかいなくなってしまうかもしれない。では側にいる時に何ができるのか。
長く生きることだけが大事ではなく、誰と会って、誰とどのように生きていくか、後悔のない生き方かどうかが大事なことをこの本から教えてあげたいです。
愛を知らなかったねこが愛を知って…というような内容なのですが、子供より大人になってから読む方がグッとくる内容です。
娘に読み聞かせをしていた旦那が泣きました!笑
もう大分前になりますが、娘が5歳の頃に買いました。
丁度同じ頃、自分が生まれる前からずっと家にいた飼い猫が亡くなり、娘は心のどこかにポッカリ穴が開いたみたいに元気がなくなってました。
娘は、この物語がとても好きで、何度読み聞かせしたか覚えていません。
いつも愛猫のことをオーバーラップさせて、娘は「○○もまた生まれ変わればいいのにね」と言いつつも、
読み終えると「死んじゃったのは悲しいけど、天国に行けて良かったね」と納得しようとする姿が健気でした。
背表紙の肩を寄せ合う2匹の猫の絵もとても温かみがあって良いなと思います。
2才半の息子がなぜか大好きな本です。もともとは、6才の娘に祖母がプレゼントしてくれました。
もう何度読んだかわかりませんが、佐野洋子さんの絵がとても好きなのと、最初は自分以外を嫌っていた猫が最後は自分より好きな猫と出会って、死んでいく。
なんだか、とても深いお話です。
息子がどんな風に受け止めてこの本が好きなのか、未だによくわかりませんが毎日のように開いては読んでいます。
うちの小学生の子供にと思って購入したのですが、結構大人の私が考えさせられたかもしれません。
というのもこの絵本は大切なものを見つけ、愛しする、ということを教えてくれる素敵な本だからです。
生きているということの深さも考えさせられると思いました。
子供はまだ小学校低学年なのでそこまで深くは感じないようですが、何度も生き返り最後に涙している様子からなんとなく寂しい感じを読み取ったみたいでした。
子供が大きくなるにつれてこの絵本の素晴らしさが分かると思うので長く読める本だと思います。
私が初めてこの絵本を読んだのは小学校低学年でした。
読み終えたときは、面白かったとも好きや嫌いとも違う、何とも言えない気持ちで、とても衝撃を受けました。
大人になった今でもこの絵本は持っていて、生きるということについて考えさせられます。
7歳の息子がいるのですが、もう少し大きくなったら一緒に読みたいです。
100万回生きたねこは親子で一緒に楽しめる!長く読めるので早く買ってもOK
内容や感想を見てきて分かると思いますが、子供向けな絵本の割には大人でも楽しめます。
考え方によっては得られるものがありますね。
子供が産まれて赤ちゃん用の絵本を買ってあげたとしても成長していくと、物足りなくなるはずです。
なので対象年齢は小学生くらいですがその前から買っても全く問題ないと思います。
何故かといえば子供なんてすぐ大きくなりますよね!
家の本棚や部屋に置いてあって見かけたときに興味を持つかもしれません!3歳くらいでも買うのはアリでしょう!